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Message from Overseas

ソーク研究所留学記

吉原栄治

DIABETES UPDATE Vol.6 No.3, 54-56, 2017

私は2011年10月から米国サンディエゴのソーク研究所のRon Evans教授の下でポスドクとして留学し,また2016年11月から同研究所のstaff scientistとして糖尿病の基礎研究に従事しています。ソーク研究所はポリオワクチンの開発によってノーベル賞を受賞したJonas Salk博士が1963年に設立した研究所で,現在,生命医学の分野で世界トップの研究所の1つとして知られています。Ron Evans研究室(Evans研)は1980年代より核内受容体のクローニングおよびその分子,生理機構の解明をリードしている研究室です。現在も国籍や研究背景の異なる20人を超えるポスドクと15名程度のテクニシャンおよび数名のstaff scientistが精力的に,脂肪,肝臓,筋肉,腸および膵臓の各臓器またそれらの臓器間の相互作用について最先端の技術を用いて活発的に研究を展開しており,日夜新しい発見に満ち溢れています。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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