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循環器疾患を伴う2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬の使い方

DIABETES UPDATE Vol.6 No.2, 38-42, 2017

糖尿病治療の1つの大きな目標は,生活の質や生命自体に重大な影響を及ぼす大血管症(虚血性心疾患,脳血管障害,閉塞性動脈硬化症)の予防・進展の阻止である。糖尿病は循環器疾患と同様に,脳や心臓,腎臓などの主要臓器に重篤な合併症をきたすことが知られている。糖尿病と循環器病の合併は,臓器障害を進展させ,心血管合併症の頻度をさらに増加させる。我が国の主要死因別死亡率の年次推移によると,糖尿病と循環器疾患に関連する心疾患,脳血管疾患を合わせたものは,悪性新生物と並んで死因のトップである。最近発表されたSGLT2阻害薬を用いた大規模臨床試験の結果は,SGLT2阻害薬が糖尿病患者の心血管合併症を減少させ,総死亡も抑制するといった驚くべきものであった。この試験結果を受け,米国糖尿病学会の新しいガイドラインでは,循環器疾患を合併した糖尿病患者でのSGLT2阻害薬の使用を推奨している。本稿では,循環器疾患を伴う2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬の使い方について概説したい。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録