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糖尿病と歯周病

DIABETES UPDATE Vol.6 No.2, 26-30, 2017

歯周治療によって,糖尿病患者の血糖コントロールが改善することが20年ほど前から提唱されており,これを検証する介入試験が実施されてきた。しかしながら,果たして真に歯周治療でヘモグロビンA1c(HbA1c)が改善するか否かについては統一した見解が得られていない。そのdiscrepancyの主たる原因として,介入試験にエントリーされた被験者の糖尿病の病態,歯周病の重症度の違いが考えられている。したがって,歯周治療によって真に糖尿病患者のHbA1cが改善するか否かについては,①歯周治療がHbA1cの改善をもたらす機序を正しく理解した上で,②被験者を選択して行われた介入試験であるかどうかを考慮することが重要である。本稿では,最近の介入試験の結果について,機序の面から考察を加えるとともに,栄養学的観点から,高齢糖尿病患者の口腔ケアの重要性について理解しておくべき最近の知見について概説する。

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抄録