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[基礎①]ヒト膵島には4つの異なるβ細胞サブタイプが存在する

DIABETES UPDATE Vol.6 No.1, 14-16, 2017

膵β細胞は,出生後一定期間,急激な増殖を繰り返し,糖代謝恒常性維持に必要なインスリン需要を充足すべく膵β細胞量を増やす。成体では膵β細胞の増殖能は著しく低下するが,肥満などインスリン抵抗性が増大する状況においてインスリン需要を補うべく増殖が促進される1)。発生細胞学的見地からすれば,分化と増殖は相反する現象であり,インスリン分泌に特化すべく分化した細胞が増殖能を有するのは奇異に映る。しかし,インスリン陽性細胞は均質でなく,グルコースに応答して効率よくインスリンを分泌する分化したインスリン陽性細胞集団に,インスリン分泌能は低いが増殖能を有する未分化なインスリン陽性細胞集団が一部混在し,刺激に応じて増殖をすると考えると理解しやすい。

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抄録