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糖尿病入門

インスリン療法Brush Up―患者への正しい手技指導などを含めて―

後藤広昌綿田裕孝

DIABETES UPDATE Vol.5 No.2, 26-30, 2016

「インスリン療法の適応」インスリン療法の適応を図1に示す。インスリン療法の適応は多岐にわたるが,外来診察の場においては経口血糖降下薬を使用しても血糖コントロール不十分で経過する2型糖尿病患者が最も典型的な適応である。特に,口渇・急激な体重減少(2~3 kg/月以上)・尿ケトン体陽性などの,急激な異化症状がある症例では,高血糖性昏睡へ移行するリスクが懸念されるため可及的にインスリン療法を導入することが求められる。
「インスリン導入法(強化インスリン療法or BOT)」生理的なインスリン分泌は,食事摂取による血糖上昇に対する迅速かつ多量の追加分泌と,絶食時に肝・腎での過剰な糖新生抑制を目的とした基礎分泌から構成され,両者の割合は健常人では約1:1とされている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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