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Message from Overseas

コロンビア大学留学記―留学を振り返って―

土屋恭一郎

DIABETES UPDATE Vol.4 No.3, 48-49, 2015

「はじめに」私は2009年4月から4年間,米国コロンビア大学医学部のDomenico Accili教授の下でポスドクとして留学生活を送りました。留学から帰国して2年少々が経ちましたが,留学生活は今となってはだいぶ昔のことのように感じます。それだけ米国での生活は特別であり,今となっては現実感を失いつつあります。思考と行動の多くを研究に充てて過ごした日々は,間違いなく自分の人生の中で最も貴重な期間であったと思います。コロンビア大学の医学部キャンパス(Health Science Campus)は,華やかなニューヨーク市中心部から地下鉄で30分程離れたマンハッタン北西部に位置します。キャンパス周辺は中南米からの移民が多く住む住宅地であり,飛び交う言葉の多くはスペイン語です。マンハッタン内にありながら観光ガイドブックにはほとんど載っていない地域であり,治安は決して良いとは言えませんでした。同じ地区にある私の住むアパートには空き巣が入ったこともあり,私自身も小切手やATMカードが知らないうちに他人に使用されて銀行に駆け込んだこともありました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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