名古屋市のオフィス街に1998年に開業した洪内科クリニックは,洪尚樹院長の診療方針に信頼を寄せる患者さんが長年にわたって通院する継続率の高いクリニックである。スタッフと密に連携したチーム医療で患者さんを待たせない診療を実現し,治療においては個々の病態に応じた個別医療を心掛けている。糖尿病の診療方針や治療哲学について洪先生にお話を伺った。
「教科書通りにはいかない糖尿病の臨床は面白い」
―クリニックを開業された経緯をお聞かせください。
私は名古屋大学医学部附属病院で長らく臨床に携わり,1998年の4月に開業しました。大学病院で糖尿病の診療を始めた頃は,糖尿病の臨床医が私1人であったため,入院患者さんを40人近く診ていました。そのうち半数程度は他科から血糖コントロールを依頼された入院患者さんであったため,他科の先生方とディスカッションをする機会が多く,各科からの要求に応えることで多くの先生方と信頼関係を築くことができました。糖尿病の臨床が楽しかったことから,自分の思い描く糖尿病診療が実践できる開業の道を選びましたが,大学病院時代に他科連携で学んだこと,得た人脈が現在も大きく生かされています。
「教科書通りにはいかない糖尿病の臨床は面白い」
―クリニックを開業された経緯をお聞かせください。
私は名古屋大学医学部附属病院で長らく臨床に携わり,1998年の4月に開業しました。大学病院で糖尿病の診療を始めた頃は,糖尿病の臨床医が私1人であったため,入院患者さんを40人近く診ていました。そのうち半数程度は他科から血糖コントロールを依頼された入院患者さんであったため,他科の先生方とディスカッションをする機会が多く,各科からの要求に応えることで多くの先生方と信頼関係を築くことができました。糖尿病の臨床が楽しかったことから,自分の思い描く糖尿病診療が実践できる開業の道を選びましたが,大学病院時代に他科連携で学んだこと,得た人脈が現在も大きく生かされています。