座談会(Round Table Discussion)
糖尿病の病態と治療におけるグルカゴンの役割
掲載誌
DIABETES UPDATE
Vol.3 No.2 4-12,
2014
著者名
寺内 康夫
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石原寿光
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北村忠弘
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林良敬
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
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糖尿病
診療科目
一般内科
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循環器内科
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腎臓内科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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老年科
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小児科
媒体
DIABETES UPDATE
グルカゴンに関してはこれまで基礎・臨床的な研究が行われてきたものの, 解明されていない点も多く十分な研究がなされていたとはいえませんでした. しかし, 近年インクレチン関連薬の臨床応用に伴ってこれまで軽視されがちであったグルカゴンの重要性に今一度注目が集まるようになりました. 「グルカゴン・ルネッサンス」と称されるように, グルカゴン研究の進歩・進化が進んでおり, グルカゴンに着目した新しい糖尿病治療の戦略が立てられています. そこで今回は, わが国のグルカゴン研究をリードするエキスパートの先生方にお集まりいただき, 糖尿病におけるグルカゴンの最新知見についてディスカッションしていただきました. [寺内(司会)] 本日は, 『糖尿病の病態と治療におけるグルカゴンの役割』について話し合っていきたいと思います. これまで2型糖尿病は, もっぱらインスリン感受性やインスリン分泌能促進との関連で論じられてきました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。