特色は造血幹細胞移植と臨床研究 ―自治医科大学附属さいたま医療センター血液科の沿革についてお聞かせください。 神田 1989年に自治医科大学附属さいたま医療センターが開院した際に,内科系診療部の1つとして血液科は設立されました。当時から6年前までは血液科はスタッフ1,2名体制という状況で,当時の大宮市(現さいたま市),および周辺各市の血液疾患に対する医療を支えてきました。当地域には造血幹細胞移植を実施する施設がなかったことから,2007年4月に私が当科に着任し,移植医療を開始しました。その後,スタッフ数が徐々に増え,現在は派遣中の3名を含め,約20名という体制になり,診療のみならず研究・教育も充実してきました。