ホスホマイシンの特徴  ホスホマイシン(fosfomycin:FOM)は放線菌の一種 Streptomyces fradiaeなどが産生する抗生物質で,1973年にわが国で開発された。酸化プロピレンにリン酸が置換したようなきわめて簡単な構造をもち(図1),分子量が138.06と小さいことが特徴である。