薬剤感受性測定の目的と変遷
薬剤感受性測定の目的は,原因真菌に対して有効な抗菌薬を選択し臨床効果を高めることである。また,医療機関や地域における薬剤耐性菌の動向を観察するためでもあり,新たな抗真菌薬を開発する際にも必要になる。抗真菌薬においては,1880年代に米国で酵母状真菌の薬剤感受性測定法の検討が開始され,1992年にはM27-Pが提案され1997年にM27-Aとして公表された。糸状菌に関しては1998年にM38-Pが初めて提案され,2002年にM38-Aとして公表された。欧州では2002年にEUCAST法が公表され,わが国では1995年に酵母状真菌における日本医真菌学会法が,1998年に糸状菌の日本医真菌学会法が公表された。
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日本臨床微生物学会総会
(講演)真菌の感受性検査とその臨床的役割 抗真菌薬のMIC測定法と問題点
第24回日本臨床微生物学会総会シンポジウム4 2013年2月3日(日)
掲載誌
感染症道場
Vol.2 No.2 53-55,
2013
著者名
前﨑繁文
記事体裁
学会レポート
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全文記事
疾患領域
感染症
診療科目
一般内科
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呼吸器内科
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産婦人科
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消化器内科
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腎臓内科
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皮膚科
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泌尿器科
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神経内科
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眼科
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血液内科
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耳鼻咽喉科
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腫瘍内科
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老年科
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小児科
媒体
感染症道場
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。