膵神経内分泌腫瘍(pNET)の治療方針は,切除可能であれば外科的切除が第一選択であるが,切除不能例や進行例に対しては薬物療法が検討される。pNETは2010年に改定されたWHO classificationにて核分裂数もしくはKi67指数により,NET-G1,NET-G2,NEC(neuroendocrine carcinoma)に分類されており,NET-G1/G2とNECでは治療方針が大きく異なる。
pNETに対する治療指針としては,本邦からは2015年に膵・消化管NET診療ガイドライン,欧州からは2016年にENETSガイドラインの改訂が出版された。
本稿においては,G1/G2の薬物療法について概要を説明した上で,ストレプトゾシン(STZ)の機序,成績,投与方法,投与タイミング,評価方法,有害事象について述べたい。
pNETに対する治療指針としては,本邦からは2015年に膵・消化管NET診療ガイドライン,欧州からは2016年にENETSガイドラインの改訂が出版された。
本稿においては,G1/G2の薬物療法について概要を説明した上で,ストレプトゾシン(STZ)の機序,成績,投与方法,投与タイミング,評価方法,有害事象について述べたい。