座談会(Round Table Discussion)
痛風治療のup-to-date
Locomotive Pain Frontier Vol.7 No.2, 5-13, 2018
痛風は,歴史的にも古くから認識されている一般的な疾患であり,わが国でも明治以降に認識されるようになった。この痛風患者およびその予備軍である高尿酸血症は,男女とも経年的に増加の一途をたどっており,最近はリウマトロジストの学会でも意外なほどトピックスになっている。痛風の大きな問題は,その激しい痛みもさることながら,高血圧,高脂血症,糖尿病,CKD,脳卒中など生活習慣病を含めたさまざまな疾患を合併することである。そこで今回は「痛風治療のup-to-date」をテーマとして,日・米・欧の治療ガイドラインを踏まえながら,痛風および高尿酸血症についての最近の考え方,治療のトレンド,将来の展望について座談会を行った。
(2018年8月9日収録)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。