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ブプレノルフィンを語る
~現在・過去・未来~
掲載誌
Locomotive Pain Frontier
Vol.6 No.1 52-57,
2017
著者名
山口 重樹
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
麻酔科
/
緩和医療
媒体
Locomotive Pain Frontier
ブプレノルフィンは医療用麻薬の指定を受けていないオピオイド鎮痛薬であり,わが国ではがん性疼痛ならびに周術期の管理に注射剤と坐剤が,変形性関節症および腰痛症に伴う慢性疼痛に貼付剤が用いられている。がん性疼痛に対するオピオイド鎮痛薬の使用法は世界的に確立されているが,非がん性疼痛においては適切なオピオイド治療が十分に普及していない現状がある。そこで,非がん性慢性疼痛患者に導入しやすいオピオイド鎮痛薬の一つであるブプレノルフィンをテーマに取り上げ,その特徴と有用性,適切な使用法などを示し,慢性疼痛治療におけるブプレノルフィンの可能性を探っていく。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。