Person 診療・研究の現場より
公益財団法人 星総合病院 慢性疼痛センター
Locomotive Pain Frontier Vol.5 No.2, 40-43, 2016
国際疼痛学会(IASP)では, 慢性の運動器痛への対処法として,有効性や費用対効果および医原性合併症の少なさから『学際的・集学的アプローチ』を推奨している。実際,米国では,外来診療という同一空間で,各診療科医師,コメディカルなどが協働し,合議のもと治療が実践されているという。しかし,そのシステムを社会状況も医療制度も異なる日本にそのまま導入することは不可能である。星総合病院慢性疼痛センター,副センター長の髙橋直人先生は,「現在,一般病院における慢性運動器痛に対する学際的・集学的アプローチを実践するためのプログラムを開発している」と話す。その現状や今後の展望について,髙橋先生にお話を伺った。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。