<< 検索結果に戻る

Question 2 小児の成長痛をどうみるか教えてください。

Locomotive Pain Frontier Vol.5 No.2, 38-39, 2016

いわゆる成長痛とは,幼稚園から小学校低学年の小児において夕方から夜間に起こる下肢(膝周囲が多い)の疼痛であり,短時間で痛みは消失し,翌朝は無症状で保育所や幼稚園,学校などの社会生活に支障はみられないのが典型例です。泣くほど痛がることもあるため,保護者は痛みを心配して受診しますが,来院時には患児が疼痛を訴えることはなく,診察所見でも明らかな異常所見を認めることはありません。
このような症候の頻度は比較的高く,有病率は2.6%から49.4%と報告されています。また最近のオーストラリアでの調査では4~6歳児の37%で認められたと報告されています。好発年齢は3~5歳の幼児であり,疼痛部位は膝から足部に多く,疼痛発生時刻は夕方から夜半にかけて多いことが知られています。
病因については解剖学的要因,筋疲労,心理的要因などの検討がなされてきましたが,いまだ明らかではありません。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載雑誌詳細 この雑誌の目次を見る

抄録