Special Article 総説
脊髄損傷における神経障害性疼痛
掲載誌
Locomotive Pain Frontier
Vol.5 No.2 24-28,
2016
著者名
名越慈人
/
中村雅也
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
脳神経外科
/
整形外科
/
神経内科
/
麻酔科
媒体
Locomotive Pain Frontier
脊髄損傷後の神経障害性疼痛は,治療に難渋するケースも多く,患者のQOLを低下させる原因となっている。近年開発された国際脊髄損傷疼痛分類やNeuropathic Pain Symptom Inventory(NPSI)などの評価方法により,神経障害性疼痛の病態が少しずつ明らかになりつつあり,治療に関してもプレガバリンの有効性が報告されている。今後も引き続きエビデンスレベルの高い研究を進め,より詳細に病態を把握することにより,効果的な治療法の開発を行うことが重要である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。