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Lecture レクチャー

慢性および再発性非特異的腰痛のマネジメント

松平浩住谷昌彦笠原諭

Locomotive Pain Frontier Vol.4 No.2, 16-23, 2015

Biopsychosocial modelで捉えるべき非特異的腰痛を,「運動器と脳,両方のdysfunctionが共存した状態」と規定している。層化したケアが重要視されており,その代表的なツールとしてSTarT Back スクリーニングシステムがある。運動療法と認知行動療法を基軸にセルフマネジメント法を教育することが重要であるが,筆者は運動療法も層化し,それぞれの意義を理解した上でメカニズムや病期に応じて処方することを推奨している。
「慢性および再発性非特異的腰痛管理のkey points」
今から約10年前,「慢性化した非特異的腰痛は,臨床的な実態がなく,異なる段階の損傷,機能障害,慢性化に至った患者の一症状であり,最も効果が期待できるのは,活動や運動を勧める認知行動療法である」とヨーロピアンガイドラインで記載された1.近年,グローバルに慢性の非特異的腰痛管理として重要視されている事項としては,以下の3点があげられる。
①Biopsychosocial modelで捉える。
②層化(サブループ化)しケアする。
③セルフマネジメントの重要性を理解させる。
「Key words」Stratified care(層化ケア),exercise(運動療法),cognitive behavioral therapy(認知行動療法)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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