Orthopaedic Forum 整形外科領域における様々な話題
リハビリロボットの現状
掲載誌
Locomotive Pain Frontier
Vol.4 No.1 52-54,
2015
著者名
池田哲彦
/
遠藤寿子
/
中島 孝
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
骨・関節
診療科目
脳神経外科
/
整形外科
/
リハビリテーション科
/
神経内科
媒体
Locomotive Pain Frontier
近年注目されている歩行リハビリ用ロボットは,当院などを中心に多施設共同治験も行っているサイバーダイン社HALが先行している。HALは随意運動意図を反映した運動単位電位を皮膚表面から「生体電位信号」として検出し動作する。本人の「歩く」という意思を反映し動き,その感覚が再度本人に認識されるフィードバック現象が予想されている。それを引き出すために医師,リハビリスタッフのスキルと,患者への適切な指導が必要であるが,従来を超える高いリハビリ効果の可能性がある。HAL歩行改善効果の無作為化比較対照治験(NCY-2001試験,NCY-3001試験)の報告が待たれている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。