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腎機能低下に伴う水・電解質排泄キャパシティ

Water -and electrolyte- excreting capacity under renal dysfunction

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.3, 15-20, 2016

「Summary」腎臓は体内の水分と組成の調整を担っており,糸球体濾過と尿細管における再吸収・排泄がその機能を果たす。糸球体濾過が比較的非選択的であるのに対して尿細管での再吸収はきわめて選択的であり,健常人であれば個人の電解質摂取量に応じて排泄量を調整する。腎機能低下時は,糸球体濾過量低下に加えて尿細管機能も低下する。また,腎機能障害時に使用される利尿薬などの薬剤によっても尿細管機能は変化する。特に尿細管障害は,障害部位によって現れる症状はさまざまである。腎機能低下時の尿細管障害は一様ではなく,比較的健常に保たれている尿細管は代償性に機能を亢進させることもある。また,水排泄量も尿の希釈能・濃縮能の障害に依存して変化する。腎障害時の水・電解質排泄キャパシティを考えるうえで,腎の障害部位から起こりうる水・電解質異常を推し量る必要がある。
「Keywords」糸球体濾過量,尿細管再吸収,能動輸送,受動輸送,ADH

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録