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血行動態モニタリング

Hemodynamic monitoring

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.2, 66-70, 2016

「Summary」臨床的に心不全徴候が出現する前に,水面下ではすでに血行動態的にうっ血状況をきたしていることが多い。この際,従来汎用されてきた体重増加を認めない例も少なくない。ところで,うっ血は血管内と血管外とに区別されるが,管理の優先権は直接に血行動態へ影響を及ぼす血管内うっ血にある。この際,心血管系という閉鎖空間内での圧上昇に伴い血管外に体液が漏出し,臓器障害を起こすのがうっ血徴候である。したがって,うっ血管理の際に知るべきは圧という情報である。このほど,埋込み式圧センサーで肺動脈圧を遠隔モニタリングするシステムが開発された。前向きランダム化比較試験により,日々モニターされた肺動脈圧を用いて薬物療法の調整を行うモニタリング群で有意な心不全入院率の減少をみた。これまで打つ手が乏しかった心不全再入院予防に,一石を投じる可能性がある。
「Keywords」血行動態モニタリング,頸静脈怒張,埋込み式動脈圧モニタリング,CHAMPION試験,胸郭インピーダンス

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抄録