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特集にあたって

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.2, 6, 2016

心不全の治療において常に悩むのは,どこまで“水引き”を行うかという問題である。除水が不十分であれば症状は改善せず,一方で過度の除水は場合によっては低心拍出状態を招いてしまい,また急激な利尿は血栓塞栓症のリスクも伴う。さらに,最近ではうっ血の改善が不十分であると腎機能の悪化につながることも明らかになってきた。したがって,体液を適正状態に保つということはきわめて重要であるが,では何を指標に除水を行うかということになるとこれも難しい。さらに,いったん良くなって退院した患者も在宅での体液管理が不良であるために再入院をくり返す場合が多い。したがって,入院時にいかに十分に“水引き”を行うか,のみならず在宅においてどのように体液管理を行うかが重要となってくるが,そのためには患者の自己管理や病診連携,遠隔モニタリングといった課題も検討する必要がある。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録