<< 検索結果に戻る

第9回 アレルギー・炎症性浮腫の特徴と対策

Fluid Management Renaissance Vol.6 No.1, 67-71, 2016

浮腫とは,組織間隙(interstitial space)に生理的な代償能力を超えて過剰な水分が貯留した状態と定義づけられ,その発生機序は①毛細血管内静水圧の上昇,②血症膠質浸透圧の低下,③毛細血管透過性の亢進,④リンパ系の障害,の4つの病態に分類される。アレルギー・炎症性浮腫においては,このうち③毛細血管透過性の亢進の病態が主となる1)。
「炎症性浮腫」炎症時にはさまざまなケミカルメディエーターが出現し,炎症のカスケードを進行させる。肥満細胞より分泌されるヒスタミン,その他プロスタグランジン,ロイコトリエンなどのメディエーターが血管の拡張,血管透過性亢進をきたし,浮腫を引き起こす。疼痛物質として知られるブラジキニンは凝固系の活性化に伴い産生され,ヒスタミンよりも強い血管透過性亢進作用を有する。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載雑誌詳細 この雑誌の目次を見る

抄録