【特集 治療抵抗性心不全における体液コントロール】
(座談会)治療抵抗性心不全における体液コントロール
掲載誌
Fluid Management Renaissance
Vol.3 No.2 7-14,
2013
著者名
筒井 裕之
/
猪又 孝元
/
絹川弘一郎
/
鈴木 洋通
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Fluid Management Renaissance
重症心不全は心臓病領域において最も治療に難渋する病態の1つである. なかでも内科的治療が無効となる治療抵抗性の重症心不全では, 補助人工心臓や心臓移植などが最終的な選択肢とされてきた. 本座談会では「治療抵抗性心不全」の範囲をより広く捉え, 薬剤による治療選択肢やループ利尿薬の課題を検討するとともに, 水利尿薬トルバプタン, 血液浄化療法, そしてそれらの組み合わせによる体液コントロールの可能性についてディスカッションしていただいた. 筒井 治療抵抗性心不全は, 通常の治療を最大限に行っても改善がみられず, 国内外のガイドラインで末期のステージに位置づけられる病態です. 本日は循環器内科, 腎臓内科からエキスパートの先生方をお招きし, 「治療抵抗性心不全における体液コントロール」をテーマにディスカッションしていきます. 「治療抵抗性心不全の治療選択肢」 筒井 はじめに, 治療抵抗性心不全の病態と治療選択肢, そして利尿薬の課題について, 循環器内科の立場からお伺いします.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。