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Focus

トルバプタンが奏効した腎不全を合併した拡張型心筋症の1例

原正剛森川雅小西孝廣瀬邦彦

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.4, 92-94, 2012

「症例背景」73歳, 男性. 主訴:呼吸困難. 既往歴:拡張型心筋症, 糖尿病(69歳時~), 慢性腎不全, C型肝炎. 家族歴:特になし. 現病歴:2007年に肺炎にて入院時に心機能低下を指摘され, 心臓カテーテル検査にて拡張型心筋症と診断された. カルベジロール導入にもかかわらず心収縮能は改善しなかったが, 心不全症状はなく良好に経過していた. しかし, 入院1ヵ月前より徐々に体重増加し, 入院当日に呼吸困難も出現したため当院救急外来を受診, 急性非代償性心不全の診断にて入院となる. 入院時薬剤:カンデサルタン12mg, レボチロキシンナトリウム25μg, カルベジロール5mg, フロセミド内服40mg, ピモベンダン5mg, ファモチジン20mg, ワルファリン1.5mg, アカルボース300mg, アミオダロン100mg. 入院時身体所見:身長165cm, 体重61kg, 意識清明, 血圧175/92mmHg, 脈拍86/分, 右下肺野にて湿性ラ音聴取, 心音正常, 心雑音聴取せず, 顔面・眼瞼・下腿に浮腫を認める.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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