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Focus

トルバプタンの併用が体液貯留のコントロールに有効であったが,中止後に増悪をくり返したため維持投与している慢性心不全の1例

長友美達

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.4, 84-91, 2012

「症例」67歳, 男性. 主訴:労作時息切れ, 浮腫. 生活歴:タバコ10本/日を35年間. 家族歴:特記すべきことなし. 現病歴(表1):40歳時から近医で糖尿病, 高血圧, 脂質異常症を治療している(42歳時からインスリン療法). 2004年6月, 陳旧性心筋梗塞の評価目的で初回入院. 心臓カテーテル検査では, 心係数2.9 L/分/m2, 平均PAWP 28mmHg, LVEF 41%. 冠動脈造影でLAD#6に高度狭窄を認めたため, ステント(ベアメタルステント(BMS))を留置した. 2009年6月(CHFI;心不全発症1回目, 以下同様), 持続性心室頻拍を伴う心不全で入院した. LAD#6に再狭窄を認めたため, ステント(薬剤溶出性ステント(DES))を留置した. 2009年11月(CHF2)と2010年4月(CHF3)にも心不全で入院し, フロセミド, ニトログリセリン, カルペリチドの静脈内投与および内服薬(利尿薬, β遮断薬, レニン-アンジオテンシン系抑制薬)の調整を行った.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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