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Focus

拡張型心筋症による慢性心不全に対してトルバプタンを長期投与し有効であった1例

笠行典章

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.3, 97-100, 2012

「症例」36歳, 女性. 主訴: 労作時の息切れ. 現病歴: 2004年3月頃より全身倦怠感と下肢浮腫を伴うようになり, 同年4月12日, 当院受診, 胸部X線で心不全と診断され入院となる. 利尿薬, β遮断薬, ARB, アミオダロンの投与を受け心不全症状改善したため, 同年5月1日, 退院. その後外来にて投薬治療を行っていたが, 2010年4月13日, 突然意識消失し, 救命救急センターに搬送される. 翌日当院転送され, 心臓電気生理学的検査(EPS)を行ったところ心室頻拍(VT)誘発されたため, 同年5月7日, 植え込み型除細動器(ICD)植え込み術を施行する. 同年12月下旬, 感冒症状を契機に徐々に全身倦怠感増強し, 2011年2月7日, 労作時息切れ顕著なため入院となる. 既往歴: 特記すべき既往なし. 家族歴: 母方の祖母が拡張型心筋症. 嗜好: 喫煙歴20本/日×15年, 2010年4月以降禁煙, 飲酒歴あり(chance drinker).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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