<< 一覧に戻る

Focus

重症大動脈弁狭窄+虚血性心筋症+慢性腎臓病の合併による難治性心不全にトルバプタンが奏効し大動脈弁置換術を成しえた長期継続投与例

増田拓郎上枝正幸

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.3, 94-96, 2012

「症例背景」80歳, 男性. 主訴: 呼吸困難. 既往歴: 60歳時と69歳時に急性心筋梗塞, 重症大動脈弁狭窄症, 慢性腎臓病. 現病歴: 77歳時に急性心不全入院. 冠動脈精査で右冠動脈#1, 2に75%, 回旋枝#11に99%狭窄を認め, 各病変に対して経皮的冠動脈形成術(PCI)を行うが, その前後含め左心不全症状で計9回の入退院をくり返していた. 78歳時より在宅酸素療法を導入した. 2010年秋(79歳時), 行事による疲労後に呼吸困難, 喘鳴と意識レベル低下(JCS 3)を生じ救急搬送. ただちに気管内挿管, 静脈路確保のうえでCCU搬入となる. 入院時内服薬: アゾセミド60mg, エプレレノン25mg, カルベジロール25mg, ニコランジル10mg, 硝酸イソソルビド40mg, アスピリン81mg, クロピドグレル50mg, プラバスタチン10mg, イコサペント酸エチル900mg, ランソプラゾール15mg, アロプリノール100mg.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る