M-Reviewについて
掲載雑誌一覧
論文・記事
インタビュー
やぶ医者診断テスト
連載・その他
書籍販売サイトへ
学会
カレンダー
学会アイ
新刊アイ
学会
ウォッチ
リスト
ログイン
新規会員登録
掲載雑誌一覧
インタビュー
サイトアドバイザー
お知らせ
論文・記事
やぶ医者診断テスト
M-Reviewについて
よくある質問
お問い合わせ
目からウロコ―水と電解質
第5回 消化管は積極的排泄臓器か?―リンとブドウ糖と尿酸の輸送体―

掲載誌
Fluid Management Renaissance Vol.2 No.3 92-93, 2012
著者名
石橋 賢一
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Fluid Management Renaissance

ほとんどの水溶性老廃物は, 腎臓から尿中に捨てられます. しかし, 近年消化管は肝臓とは別に薬物や老廃物を捨てる器官として重要であることが明らかになってきています. たとえば, 魚では電解質の排泄器官として腸が重要です. 飲んだ海水の大部分は食道で脱塩され, 薄められた水を腸で吸収します. しかし, 海水に含まれる高濃度の2価イオン(Mg 50mM, Ca 10mM, SO4 30mM)は腸でほとんど吸収されないので, 腸管内浸透圧が上昇して水が吸収できません. そこで海水魚は, MgSO4を腸管から吸収して腎臓で分泌排泄したり, 腸管内に大量のHCO3を分泌して炭酸カルシウム塩として沈殿させ(腸管結石), 腸管内液の浸透圧を下げることによって海水から水を吸収しています. 腸管内HCO3濃度は50~100mM(pH8.5~9.2)にもなります. 腸管内で生成された炭酸カルシウム塩沈殿物は, 粘液でコーティングされて排出されます.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

サイトアドバイザー一覧
会員規約
プライバシーポリシー
ソーシャルメディアポリシー
利用規約
運営会社
サイトマップ
© 2018-2025 Medical Review Co., Ltd.