<< 一覧に戻る

特集 浮腫の鑑別・対処法・メカニズム

特集にあたって

百村伸一

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.3, 8-8, 2012

浮腫は日常でしばしばみられる徴候のひとつであるがさまざまな原因によって起こり, それぞれに適した治療法も必要となる. しかしながら, 日常診療において系統だった評価も行わず, いきなり利尿薬を投与し経過がみられていることも稀ではない. また, 私のように循環器の専門医はとかく浮腫の原因を自分の専門分野である心疾患に求めがちで, 広い視野をもったアプローチができていない場合も多い. 浮腫は非常にcommonな症候であり, またその成因が複数の専門領域に及ぶことも多いゆえに, 浮腫をみた際にその医師の専門にかかわらず総合診療的アプローチによって診断を確定し, 適切な対応を行う必要がある. そのような観点から, 今回の特集ではまず総合医である山本啓二先生に浮腫の鑑別について執筆をお願いした. さらに心臓, 腎臓, 肝臓, 内分泌, アレルギーのそれぞれの専門分野の立場から藤原昌平先生, 渡邉周一先生, 福井博先生, 坂本憲一先生, 寺井千尋先生に各論をお願いした.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る