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Focus

バソプレシンV₂受容体拮抗薬トルバプタンの長期投与が有効であった拡張型心筋症の1例

木下秀之

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.2, 90-93, 2012

「症例」 64歳, 男性. 主訴:全身倦怠感, 労作時息切れ, 腹部膨満感. 既往歴: 2型糖尿病(54歳時). 家族歴:特記すべき事項なし. 現病歴: 48歳時, 拡張型心筋症と診断. 61歳時, 両心室ペーシング機能付き植え込み型除細動器挿入. 63歳頃より心不全の増悪による頻回の入院をくり返している. 64歳時より自覚症状の改善, 入院回数の減少を目標としてミルリノン0.06μg/kg/分, カルペリチド0.009μg/kg/分を1週間に1回行う間欠持続点滴を開始した. 右心カテーテルにてPCWP 27mmHg, PA 43/25 (32)mmHg, CO 2.63L/分と低心機能状態であり, その後も心不全症状の増悪を認め, 加療目的に入院となった. 入院時薬剤:カルベジロール8mg, ペリンドプリルエルブミン2mg, ピモベンダン1.25mg, フロセミド80mg, エプレレノン50mg, インダパミド0.5mg, アロプリノール150mg, ワルファリン1.5mg, ラベプラゾール10mg.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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