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特集 心不全と電解質バランス

(座談会)心不全における電解質補正

増山理猪又孝元廣谷信一内田俊也

Fluid Management Renaissance Vol.2 No.2, 7-14, 2012

近年, バソプレシンV2受容体拮抗薬の登場により, 心不全における電解質補正が注目されつつある. 近年の大規模臨床試験のメタ解析により低K血症や低Na血症などの電解質異常が心不全の予後に一定の影響を及ぼすことが明らかにされており, 電解質補正の是非を含め, 腎障害を合併する症例などでの具体的な対策を検討する必要がある. 本座談会では, 低K血症, 高K血症, および低Na血症を中心に, 循環器・腎臓領域のエキスパートから幅広く話題をご提供いただいた. 「はじめに」 「増山」 わが国では, 人口の高齢化に伴い心不全に多臓器障害を合併する患者が増加しています. 循環器の臨床においても, 心不全だけを対象とする治療ではなく心腎連関のような複合的な視座が必要となりました. 慢性腎臓病(chronic kidney disease ; CKD)をはじめとする合併症に対する薬物療法の選択肢も増え, 医原性の電解質異常を招く危険性も高まっています.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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