バソプレシンと受容体拮抗薬の臨床応用
特集にあたって
Fluid Management Renaissance Vol.1 No.2, 6, 2011
バソプレシンは抗利尿ホルモンであり,体液の浸透圧維持に中心的な役割を果たす水電解質代謝におけるキープレイヤーの1つである。また,バソプレシン分泌が血清浸透圧のみならず圧受容体を介する血液量の情報やストレスにも影響され,心不全,肝硬変などの病態にも深く関わっていることも知られている。そして,最近20年間でこのバソプレシンの作用について多くのことが明らかになり,また臨床応用の面からもめざましい進歩が認められている。
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