Appeal to eye
FGF23 第1回 FGF23の同定と機能
Identification and actions of FGF23
掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
Vol.6 No.2 52-54,
2016
著者名
福本 誠二
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
腎臓
/
骨・関節
診療科目
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
血中電解質濃度が一定の範囲に調節されることは,生命の維持のために必須である.またこのために,腎臓や腸管,骨などの臓器が協調的に作用することが必要である.これらの多様な臓器の機能を変化させる方法のひとつとして,液性因子であるホルモンによる調節がある.2000年から2001年にかけ,低リン血症性疾患の惹起因子として同定された線維芽細胞増殖因子23(fibroblast growth factor 23;FGF23)は,その後の研究によりリン調節ホルモンとして機能することが明らかとなった.本シリーズでは,2回に分けFGF23の生理的意義やFGF23が関与する疾患につき概説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。