(座長)国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/山王メディカルセンター・女性医療センター長 太田博明先生
(座長)帝京大学臨床研究センター(TARC)センター長 寺本民生先生
「潜在患者への積極的な働きかけは,医師の責務」長寿社会を迎えた今,われわれかかりつけ医の責務は患者を包括的に診ることであり,そのためには生活習慣病のみならず,骨粗鬆症,OABも対象とすることが重要となる.最近では骨粗鬆症とOABは糖尿病の合併症として認識されつつあるが,2011年10月に実施した日本臨床内科医会の調査によると,2型糖尿病における骨折リスクが1.7倍であることに関する医師の認知率は2割であった.また,糖尿病を合併した骨粗鬆症の薬物治療については,「今のところ治療する考えはない」と回答した医師が1割強おり,その理由として「食事,運動療法で対応する」「併用薬剤が多く骨粗鬆症の治療薬を増やせない」「骨粗鬆症は老化現象で治療の必要がない」などが挙げられた.
(座長)帝京大学臨床研究センター(TARC)センター長 寺本民生先生
「潜在患者への積極的な働きかけは,医師の責務」長寿社会を迎えた今,われわれかかりつけ医の責務は患者を包括的に診ることであり,そのためには生活習慣病のみならず,骨粗鬆症,OABも対象とすることが重要となる.最近では骨粗鬆症とOABは糖尿病の合併症として認識されつつあるが,2011年10月に実施した日本臨床内科医会の調査によると,2型糖尿病における骨折リスクが1.7倍であることに関する医師の認知率は2割であった.また,糖尿病を合併した骨粗鬆症の薬物治療については,「今のところ治療する考えはない」と回答した医師が1割強おり,その理由として「食事,運動療法で対応する」「併用薬剤が多く骨粗鬆症の治療薬を増やせない」「骨粗鬆症は老化現象で治療の必要がない」などが挙げられた.