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なでしこフォーラム WOMEN'S HEALTH 女性のミカタPROJECT:「平均寿命=健康寿命」を目指して

提言1 健康寿命の延伸を目指したわが国の取り組み

第4回なでしこフォーラム 講演会記録集―かかりつけ医での「女性のミカタ」プロジェクト実践編―

正林督章

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.4, 54, 2015

(座長)国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/山王メディカルセンター・女性医療センター長 太田博明先生
(座長)帝京大学臨床研究センター(TARC)センター長 寺本民生先生
「わが国におけるおもな死因別死亡割合の現況」日本人の死因別死亡割合をみると,上位3位を悪性新生物,心疾患,脳血管疾患が占めている.そのうち悪性新生物を生活習慣病のひとつと捉えると,生活習慣病は死亡数割合の約6割,一般診療医療費の約3割を占めることとなる.これらの疾患について,とくに死亡例におけるリスク要因に着目すると,1位喫煙,2位高血圧,3位運動不足,4位高血糖と続く.さらに介護が必要となったおもな原因の構成割合をみると,脳血管疾患,認知症,高齢による衰弱,骨折・転倒,心臓病,糖尿病などが挙げられ,最近になって認知症と骨粗鬆症,脳血管疾患などとの関連が指摘されていることも踏まえると,要介護状態に至る要因の7~8割は生活習慣病と強く関連することがわかる.つまり,生活習慣病を未然に防止し,健康な状態を維持することができれば,死に至る重篤な疾患の発症を抑制し,要介護状態にも至らずに済むと考えられる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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