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なでしこフォーラム WOMEN'S HEALTH 女性のミカタPROJECT:「平均寿命=健康寿命」を目指して

開会の辞

第4回なでしこフォーラム 講演会記録集―かかりつけ医での「女性のミカタ」プロジェクト実践編―

寺本民生

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.4, 53, 2015

閉経後女性において比較的有病率が高いと推定されているものの,実際には診療に至っていない疾患として骨粗鬆症とOABが挙げられる.これらを早期発見・治療に導き,1人でも多くの女性に健やかな老後を過ごしていただくことを目的として,2012年7月に「女性のミカタ」プロジェクトが始動した.本日の「なでしこフォーラム」は「女性のミカタ」プロジェクトの公式講演会として位置づけられ,今回で開催4回目を迎える.日本人女性の長寿が,国際比較において顕著であるのはいうまでもない.2015年5月に発表された世界保健機関(WHO)の統計においても,日本人女性の平均寿命は86.61歳と,世界最長寿を誇っている.ただ,ここで注視すべきは平均寿命よりも健康寿命である,というのが当プロジェクトの考え方である.健康寿命とは,厚生労働省により「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義され,日常的に介護を不要とし,自立した健康な生活ができる期間を指す.当然ながら平均寿命と健康寿命には差があり,その差である「不健康な期間」は男性9.02年,女性の場合は12.40年と報告されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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