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O.li.v.e. PLUS

(SERMに関する最新論文の要約と解説)バゼドキシフェンと経口ビスホスホネートの椎体骨折発生抑制効果の間接比較

Ellis AG, Reginster J-Y, Luo X, et al : Indirect comparison of bazedoxifene vs oral bisphosphonates for the prevention of vertebral fractures in postmenopausal osteoporotic. Curr Med Res Opin 30 : 1617-1626, 2014

太田博明

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.3, 51-57, 2015

「はじめに」椎体骨折は,骨粗鬆症に起因する骨折の15~30%と最多を占めるが,その早期発見は難しく,臨床の場で過小評価されている1)-3).加えて,高齢化に伴い骨粗鬆症患者の骨折発生数は増加しており,いったん骨折した場合,治療に対する医療負担が大きい.一般的な骨粗鬆症治療薬は経口ビスホスホネート製剤(アレンドロネート,リセドロネート,イバンドロネート[わが国では静注製剤のみ保険適応])である.しかし,近年,点滴静注ビスホスホネート製剤(ゾレドロン酸),副甲状腺ホルモン製剤(テリパラチド),生物学的製剤(デノスマブ),選択的エストロゲン受容体モジュレーター(selective estrogen receptor modulator;SERM:ラロキシフェン,バゼドキシフェン)も骨粗鬆症の臨床に積極的に用いられている.新規SERMであるバゼドキシフェンは,閉経後骨粗鬆症患者を対象とした第Ⅲ相試験において,椎体骨折発生率の有意な減少が確認されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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