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座談会(Round Table Discussion)

AGEs-RAGE系と疾患

山岸昌一田原宣広南学正臣兵庫秀幸

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.3, 8-17, 2015

「血中AGEsの値から推測される不安定プラークの存在」
山岸:高血糖状態が続くと,血中や組織において終末糖化産物(advanced glycation end prodcuts;AGEs)が形成されます.そして,AGEs は細胞表面受容体であるRAGE(receptor for AGEs)によって認識され,酸化ストレスや炎症反応を惹起させ血管傷害を促進させると考えられています.また,加齢に伴い蓄積するAGEsは,骨代謝と生活習慣病の連関にも関与していることが,近年の研究によって明らかにされてきています.このため,AGEs-RAGE系を阻害することで,糖尿病患者の血管合併症や各老年疾患の進展抑制が期待されています.そこで,今回は心血管系疾患,腎疾患,肝疾患を専門とする先生方をお迎えし,AGEs-RAGE系と各疾患との関連についてディスカッションしたいと思います.はじめに,心臓・血管内科医の立場から,田原先生にお話を伺います.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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