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臨床骨ネットワーク研究会

一般演題4 Association of circulating sclerostin levels with fat mass and metabolic disease-related markers in Japanese postmenopausal women.

第2回臨床骨ネットワーク研究会

浦野友彦

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.5 No.2, 54, 2015

(座長)東京大学大学院医学系研究科抗加齢医学講座特任教授 井上聡先生
圧負荷がかかると骨細胞から分泌されるスクレロスチンは,Wnt-βカテニンシグナルを抑制し,骨形成の活性化にかかわるとされており,血中スクレロスチン濃度が骨代謝疾患や骨代謝マーカーと関連することが報告されてきている.しかし,それ以外の代謝性疾患との関連は報告されていないため,われわれは血中スクレロスチン濃度と体脂肪率およびメタボリックシンドロームの関連マーカーとの関連解析を行った.日本人女性352名の対象者を骨量により4群に分けて血中スクレロスチン濃度を比較したところ,骨量が最も高い群でスクレロスチンが高く,また腹部体脂肪率および臀部体脂肪率により4群に分けた場合でも,体脂肪率が高いほど血中スクレロスチン濃度は高い傾向がみられた.多変量解析では,独立して関連する因子として報告されている推算糸球体濾過量(estimate glomerular filtration rate;eGFR)や年齢などの項目を加えても,臀部体脂肪率はスクレロスチン濃度と相関する独立した因子であった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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