For bone health 骨の健康のために
食品におけるAGEs
掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
Vol.5 No.2 47-50,
2015
著者名
山岸 昌一
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
/
呼吸器
/
腎臓
/
骨・関節
/
癌
/
栄養管理
診療科目
循環器内科
/
呼吸器内科
/
整形外科
/
リウマチ科
/
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
腫瘍内科
/
老年科
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
加齢に伴い生体内蛋白は一様に糖化を受け,臓器障害性の強い終末糖化産物(advanced glycation end products;AGEs)と呼ばれる老化蛋白を形成するに至る1)-5).AGEsの生成,蓄積は酸化ストレスや慢性炎症,高血糖下でも亢進することが知られており,老化のプロセスに深くかかわることが明らかにされてきた.事実,AGEs化した蛋白はその機能が劣化するだけではなく,細胞表面に存在するAGEs受容体(receptor for AGEs;RAGE)によって認識され,酸化ストレスや炎症反応を惹起して,糖尿病性血管合併症や心血管病,骨粗鬆症,アルツハイマー病,癌など,加齢に伴ってリスクが上がってくる疾病の発症・進展に関与することが報告されてきている1)-5).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。