For bone health 骨の健康のために
骨粗鬆症リエゾンサービス
OSTEOPOROSIS LIAISON SERVICE
掲載誌
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
Vol.4 No.4 47-50,
2014
著者名
萩野 浩
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
診療科目
整形外科
/
リハビリテーション科
/
リウマチ科
/
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関―
「はじめに」骨粗鬆症治療の目的は骨折予防にほかならない.そのためには骨折リスクの高い症例を対象に治療する必要があり,骨密度や骨折の既往に基づいて骨粗鬆症の診断が行われる.しかしながら,今なお,十分な骨粗鬆症の診断・治療が実施されていないのが現状である.なかでも脆弱性骨折例では,その後の骨折防止が不十分であることが指摘されている.そこで,英国を中心に新しい骨粗鬆症治療の試みとして,リエゾンサービスが10年以上前から始められ,世界中に普及しつつある.リエゾンサービスはコーディネーターが中心となって実施するシステムで,効率のよい骨粗鬆症治療,すなわち脆弱性骨折の予防を可能とすることから,わが国でも注目されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。