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New Arrival & Comment 新着論文解説

要訳と解説(1)抗スクレロスチン抗体(ロモソズマブ)の低骨密度の閉経後女性における第Ⅱ相試験の結果

荒井誠竹内靖博

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.4 No.4, 24-27, 2014

McClung MR, Grauer A, Boonen S, et al: Romosozumab in postmenopausal women with low bone mineral density. N Engl J Med 370: 412-420, 2014
「概要」スクレロスチンは骨細胞由来の液性因子であり,骨芽細胞の活性を抑制する.モノクローナル抗体であるロモソズマブはスクレロスチンに結合して,その作用を阻害することで骨形成を促進する.今回,低骨密度の閉経後女性を対象にして,ロモソズマブの有効性と安全性を検証した第Ⅱ相試験の結果が報告された.被験者は55~85歳の閉経後女性であり,腰椎・大腿骨頸部・total hipの骨密度がTスコア-2.0~-3.5の419名を無作為に,月1回のロモソズマブ皮下注(70,140,または210mg),3カ月ごとのロモソズマブ皮下注(140または210mg),プラセボの皮下注,アレンドロン酸内服(70mgを週1回),テリパラチド皮下注(毎日20μg)に割り付け,12カ月間観察した.主要評価項目は12カ月後の腰椎の骨密度の増加率,副次評価項目はその他の部位の骨密度の増加率と骨代謝のマーカーの変化であった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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