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座談会(Round Table Discussion)

高齢者における大腿骨近位部骨折の病態とその重要性―予後,生活習慣病との合併症も含めて―

田中栄小川純人鈴木敦詞萩野浩

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.4 No.4, 6-14, 2014

「患者数の増加傾向が続く,高齢者に多発する大腿骨近位部骨折」田中:高齢化が急速に進展するわが国において,骨粗鬆症の患者数は年々増加し,その数は約1,300万人と推定されています.骨粗鬆症に罹患すると椎体や大腿骨近位部などの骨折が生じやすく,これらの骨折はその後の骨折リスクをさらに高めることが知られています.このため,その対策は医療のみならず社会的にも重要な課題とされています.とくに,大腿骨近位部骨折は年齢を追うごとに増加し,75歳以上の高齢者の脆弱性骨折の大部分を占めているため,大腿骨近位部骨折の予防対策は高齢者の骨折予防対策にそのまま当てはまると考えられます.そこで今回は,骨粗鬆症の診療および予防のための啓発活動の第一人者である3名の先生方にお集まりいただき,高齢者における大腿骨近位部骨折の病態やその予防対策などについて討議していただきます.はじめに,萩野先生から大腿骨近位部骨折の発生頻度の状況についてお話を伺います.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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