<< 一覧に戻る

座談会(Round Table Discussion)

糖尿病と骨粗鬆症

山岸昌一梶博史斎藤充吉澤達也

O.li.v.e.―骨代謝と生活習慣病の連関― Vol.2 No.2, 8-18, 2012

「骨密度が減少していなくても注意が必要な2型糖尿病の骨折リスク」
山岸(司会): 欧米的な生活習慣や高齢化などの要因により, わが国でも糖尿病の患者数が年々増加しています. また, 最近では糖尿病が骨粗鬆症のリスクになることもわかってきました. そこで今回は, 糖尿病と骨粗鬆症をテーマとしてディスカッションしていきたいと思います. なぜ, 糖尿病になると骨粗鬆症のリスクが高まるのか, また, 糖尿病患者の骨粗鬆症をいかに早期から診断し, どのように治療をしていくかなどについて, それぞれの専門の立場からお話をうかがいたいと思います. まずは梶先生から, 糖尿病と骨粗鬆症についての疫学研究のデータなどについてお話しいただけますか.
梶:1型糖尿病では, 昔から骨粗鬆症が起こりやすいことが知られていました. 1型糖尿病が骨粗鬆症と関連があれば2型糖尿病でも関連があるだろうと推測はされますが, 2型糖尿病の場合は骨密度が減少していないこともあり, 骨粗鬆症との関連は今まではあまり考慮されてきませんでした.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る