症 例 症例  50歳代前半,女性 既往歴 特記すべきことなし.

現病歴 40歳代半ば時発症のRA.
他医でメトトレキサート(MTX) 6mg/週とNSAIDs投与にて経過は良好であった.半年程前より活動性が亢進し,MTX8mg/週に増量しても反応せず,3カ月前よりプレドニゾロン換算5mg/日のステロイド投与を追加するも活動性が持続し紹介された.

初診時所見 手関節,手指MP関節,PIP関節に腫脹関節5個,疼痛関節3個を認め,朝のこわばりは約1時間であった. 検査所見 CRP:1.06mg/dL,リウマトイド因子:80U/mL,その他,白血球分画の軽度の異常以外は著変なし.