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専門医に聞く

造血幹細胞移植

諫田淳也岩﨑惇

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.12 No.1, 74-77, 2021

ヒト免疫不全ウイルス1型(human immunodeficiency virus type 1;HIV-1)の治療は,1990年代の抗レトロウイルス療法(antiretroviral therapy;ART)の開発により目覚ましい進歩を遂げ,現在では多くの患者が長期生存することが可能となっている。しかし,ARTをもってしてもHIV-1のウイルスを完全に除去することはできず,長期服用後の有害事象の報告や生涯内服を継続する費用の問題等から,HIV感染の根治を目指す新規治療の開発は重要な課題である。近年報告されている同種造血幹細胞移植によるHIV根治の可能性を中心に,HIV治療における造血幹細胞移植の位置づけ,将来的な展望を含め,本稿で概説する。
「KEY WORDS」HIV,造血幹細胞移植,トロピズム,CCR5δ32,遺伝子治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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