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日本と世界の研究室から

東京医科大学臨床検査医学分野 HIV感染者の新たな課題への取り組み

木内英

HIV感染症とAIDSの治療 Vol.12 No.1, 48-53, 2021

東京医科大学の臨床検査医学分野は,シカゴ大学小児科助教授だった加藤勝治先生が,米国式医学の導入のために1946年に本学医学研究所長に就任したことから始まる。1951年に血友病などの血液凝固異常症を専門とする血液学教室を開設,さらに同年に国内の大学病院としては初めて中央検査部と血液銀行(輸血部)を設立した。1980年代に血友病患者に薬害エイズが発生すると,HIV感染症の治療と研究も開始した。こうして臨床検査医学科は,血友病,血液凝固異常症,血栓性疾患,HIVを診療し,院内の中央検査部門と輸血部門を統括するユニークな診療科となった。現在,HIV感染者は約1,600人通院しており,国内でも3番目に多くのHIV患者を抱える診療科である。
「KEY WORDS」HIV感染症,高齢化と合併症,インテグラーゼ阻害剤,肝炎ワクチン,HIV診療教育

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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