診断と治療のTopics
長期作用薬:cabotegravir(筋注)+rilpivirine(筋注)
HIV感染症とAIDSの治療 Vol.11 No.1, 27-34, 2020
2020年3月には,世界で初めてカナダで「cabote-gravir(筋注)+rilpivirine(筋注)」(CABENUVA™)が認可され,いよいよ長期作用型薬剤の使用が現実化している。しかし認可は初回治療ではなく,維持療法の段階である。非常に期待される剤型だが,現実化した段階ではcabotegravirとrilpivirineの特徴の把握は重要であり,両剤ともgenetic barrierにやや問題があることの認識が必要であり,肥満にも注意が必要である。
「KEY WORDS」Cabotegravir(筋注),Rilpivirine(筋注),薬剤濃度,薬剤耐性出現,肥満
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。