専門医に聞く
抗HIV薬と薬物トランスポーター
HIV感染症とAIDSの治療 Vol.9 No.2, 46-49, 2018
薬物トランスポーターはATP結合カセットトランスポーターと溶質輸送体トランスポーターの2種類に分類され,さまざまな薬剤の吸収や排泄などに関与する。抗HIV薬はそれら薬物トランスポーターの基質や誘導剤,阻害剤となり,血中濃度や髄液中濃度,また,副作用の出現に関係している。本稿では,薬物トランスポーターの抗HIV療法での影響について解説する。
「KEY WORDS」ATP結合カセット(ABC)トランスポーター,溶質輸送体(SLC)トランスポーター,血中濃度,髄液中濃度,副作用
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。